2024年12月28日、土曜日。空は快晴、雲一つなしの東京。
今日は僕の推しであり舞台演者である本西彩希帆さんのカレンダーお渡し会に行って参りました。
彩希帆さんの舞台は何度も観劇させて頂いていますが、今回のお渡し会のようなイベントに参加するのは初めて。というか彩希帆さんに限らず、『お渡し会』というイベントからして、普段引きこもりの僕にとっては初めての参加。この歳にして人生初めての挑戦。絶対ハードル高い。
会場は東京都中央区立産業会館 3F展示室。第4部の参加で、時間は13:40～からスタート予定。
………………
で、僕なんですけど、前述したように初参加なんです。彩希帆さんのお渡し会どころか、『お渡し会』というイベント自体が。そもそもお渡し会の進行がどんな感じだとか、何がよくて何がダメだとか、どこまで許容されているだとか、まったくの無知。
去年今年と、彩希帆さんからたくさんの『楽しい』と『舞台の魅力』を貰ったから、その感謝を一言でいいから伝えたい……その一心で、コミュ力が低く引きこもりにもかかわらず申し込んだお渡し会。実際にチケットを受け取ったときの僕の心境――
「え、ちょっとほんとどうしよう。お渡し会とかハードル高すぎなんだが……」
率直にこんな感じ。
嬉しいよ？嬉しいのは間違いないし、楽しみなのも絶対に嘘じゃない。確かに舞台ではそれなりに近くで見れてるけれども、直接間近で会って、なんなら喋れるなんてさ、嬉しいに決まってるじゃん！
――なんだけど……
当日を考えると行く前から緊張する。な、なにか話していいのかな？いやいや、むしろこういうお渡し会って話しできる時間ってあるのか？待て待て、イベントのマナーとかルールってなんかあるのか？？？
田舎育ちでさらに陰が強めな僕にとって、このイベントは普段のライブとか舞台観劇とかとはまったく違う。僕が得意なのは基本受け身。ただただ一人で観劇して、一人で感動して、一人で涙して……そしてアウトプットとしてそれをブログやXで呟く。それが限界。
にもかかわらず、今回は直接彩希帆さんの目の前に行き、手渡しでカレンダーを受け取って、さらにはお話も……
パンッ！（自らの両頬を叩く音）
調べよう！！！まずはこのイベントがどんなものなのか！『お渡し会』のイベント概要を！！！
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『お渡し会』とは――――
『お渡し会』とは、商品やアイテムなどを参加者に渡すイベントを指す。たとえば、アイドルのファンクラブ会員を対象に、メンバーから直接アイテムを受け取れるなど。
『お渡し会』最大の醍醐味として、自分の好きな推しから直接手渡しで商品やアイテムを手渡されるだけでなく、その場で会話することも可能。この時間は人によってまちまちだが、20秒から長くて1分程度が限度とされている。
――――以上、概要終わり
なるほど……これは調べておいてよかった。20秒～1分程度の会話……これが許されているのを知れたのは大きい。これを知らずして飛び込んでいたら大変なことになっていた。なんたって僕、コミュ力低め。全国平均よりも下。圧倒的下。偏差値38くらい。それくらいの自信がある。なにも用意せずに挑んでいたら、呆然と立ち尽くし彩希帆さんを逆に困らせてしまう可能性もあった。危ない、九死に一生。万事休す。
とはいえ、ハードルが高いイベントであることはたしか。多少は準備の猶予ができたけど、何を喋るかちゃんと整理しないと。
20秒～1分程度……20秒～1分程度……20秒～1分程度……
――20秒～1分ってけっこう幅広くね？
20秒だったらほんと一言。〇〇見ました！応援してます、これからも頑張ってください！……これくらいが限界……いや、オタク全開の超絶早口にすればもうちょっといけるか？……逆に一分あったらどうだ？もうちょっと具体的なことが伝えられるか？直近の爆剣みました！とか？リコリコブルーレイ見ましたー！とか？……ガンアクションとっても素敵です！このシーンが特に好きです！とか……？
………………
いろいろ考えたんだけどさー、どれも正解だけど、きっとどれも違う気がした。
そうだよ、もとはと言えば何を伝えにこの『お渡し会』のイベントに参加したんだよ、僕。
――感謝。楽しいをいっぱいくれてありがとうの感謝。これだけは絶対伝えよう。あとの時間はどうなるかわからないけど、それはその場の雰囲気に任せよう。どうせあれこれ考えたって、いつもその通りになんてできないんだし……。感謝だけは絶対に伝える。これで腹は決まった。
――よし、行くぞ――
そうして当日の本日13時40分。『お渡し会』に並んだ。
順番は前から2番目。初参加なのに、前から2番目。周りには常連さんっぽい人もちらほら。なんか僕、浮いている？？？
もう～そんなのどうでもいい！僕は僕！今日は感謝の気持ちを伝えるんだ！
順番が来た僕を、前に進むよう促す係員さん。そしていよいよ、彩希帆さんとご対面……
可愛い～～～～
可愛すぎて、意識が飛びそうになった。
なんだろうこれ。あ、あれだわ。これ、覇気をくらったときと同じ感じだわ。しかも覇王色の覇気。危なく何もせずに気絶しちゃうところ。もう大変。よく耐えた自分って褒めてあげたい。
だけど喋ることは飛んだよね。ちゃんと考えていたんだ。こういうこと喋ろうって。ある程度文章にして考えていた。でもね、飛んだわ、消し飛んだ。すべて。彩希帆さんの覇気でどこかに飛んで行った。ふわふわふわ～って感じに。
最終的に僕が発した言葉なんだけど……覚えてる限りね？
あ、あ……初めての参加です。舞台リコリコが人生初めてみた舞台です。そこから舞台も彩希帆さんも好きになりました、ありがとうございます。。。
的な感じ。（そうなんですかー！嬉しいです、ありがとうございます@彩希帆さん）
あと、これからも応援しています、頑張ってください。
そして両手で手を振る――（同じく両手で手を振ってくれる@彩希帆さん）
おそらくこんな感じ。僕の記憶が確かであれば……
けっこう噛んでいた気もするし、オタク特有の早口も出てたかもだけど、あと少しで時間でーす、みたいなことを係員が言っていたから、30秒程度？は対面できていたのかな、って思う。
こうして初参戦イベントの『お渡し会』を終え今に至るわけなんだけど、戦利品と簡単に振り返りね。
カレンダーもブロマイドも、もう超絶可愛いね。サインも可愛すぎる……
そしてお渡し会の結果だけど、伝えたいことはギリ伝えられた……かな。ほんとは「僕の人生に『舞台』という楽しみを与えてくれてありがとうございます」って言いたかったんだけど、今改めて読み返すとかなり重いから、逆に言えなくてよかったのかも。オタクは重くなりがちだからな。
それと、彩希帆さんめっちゃ可愛いし対応も神だった。なんか緊張して言葉詰まらせてる僕だったんだけど、ちゃんと話しを聞いて頷いてくれて、少しだけど会話のキャッチボールもしてくれた。いっぱい笑顔も見せてくれたし、最後両手で手を振る姿も最高に可愛いかった！今回のイベントでますます推しへの気持ちが強くなりました！
よし！でも今回経験できたわけだし、今後は積極的に参加するようにしてみよう。来年も推し活楽しんでいこー！
じゃあ今回はここまで！最後まで読んでくれてありがとなー！
